【歯科処置で必須!】歯科用レントゲンが必要な理由

動物病院では歯科用レントゲンを導入しています。ほとんどの歯科処置で歯科用レントゲンを撮影し、より客観的な情報をもとに歯の状態を把握し、処置に役立てています

そこで、今回は歯科用レントゲンについて書いていきたいと思います。

また、私はすべての歯科処置で歯科用ルーペを使用していますが、歯科用ルーペについては下記の記事で詳しく書いていますので、ぜひ読んでみてくださいね!

目次

歯科用レントゲンを導入した理由

歯科用レントゲンといっても、いくつも種類はあります。当院にあるのは、ポータブルのデジタル歯科用レントゲンで非常に扱いやすいものになります。

実物の写真を載せておきますね!!

ポータブル歯科用レントゲン

撮影後わずか1秒くらいで画像が出力されますし、すぐに取り直しもできるので、無駄な時間がありません。

歯科用レントゲンを導入した獣医側の理由としては、視診だけではわからない歯の状態、歯槽骨の状態などが客観的にわかり、治療方針を決定する上で必須な装置だからです。

また、抜歯をしたあとに残根していないかも非常に大切な要素ですので、そのあたりも非常に助かっています。

ちなみにお値段ですが、70万くらいしました。。

歯科用レントゲンでなにがわかるの?

犬の歯周病というのは、その名前の通り「歯の周りの病気」です。つまり、歯肉の異常(歯肉炎など)、歯槽骨の異常(多くの場合、歯を支えている歯槽骨がばい菌により溶けてしまう)が多いのです。

歯肉は見た目で判断できますが、歯槽骨は歯肉に覆われているため、実際にどのような状態になっているかは、レントゲンを撮影しない限りわかりません。

右下顎の臼歯の肉眼画像
右下顎の臼歯のレントゲン画像

上記の画像のように、肉眼では問題ないように見えますが、レントゲンを撮影すると、歯を支えている歯槽骨が溶けており、実際にはグラグラしていてすぐに抜けてしまう状況です。

このように歯科用レントゲンは歯槽骨の状態を非常にわかりやすく可視化してくれるものなのです。

歯科用レントゲンにデメリットはあるの?

歯科用レントゲンを撮影すること自体のデメリットはありません。ただし、歯科用レントゲンは口を開けたりして撮影するため、重度の歯周病の子で無理やり口を開けると骨折するリスクがあります。

歯科用レントゲンは時間的ロスにはどうしてもなります。歯科用レントゲンは通常のレントゲンと違い、フォーカスしてレントゲンを撮影するため、実は何枚もレントゲンを撮る必要があります。右の前歯、犬歯、臼歯などなどと。

そのため、すべての歯を撮影するのに、20分前後はかかります。その間も麻酔をかけた状態ですので、どうしても麻酔時間の延長にはつながります。

しかし、正しい診断と治療方針の決定には必要なものですので、なるべくスムーズに撮影できるように準備してロスがないようにしています。

まとめ

・歯科用レントゲンは歯周病治療の診断、治療方針の決定に必須のアイテムです!

・歯科用レントゲンを撮影することで、視診、触診に加えて、より客観的な情報が手に入る

・歯科用レントゲンは撮影に時間がかかるため、麻酔時間が延長してしまうが、事前準備等することでロスを最小限にしています!

今回は、歯科用レントゲンのご紹介でした。歯周病治療を受ける際には、どのような機材、器具を使用しているのかぜひ動物病院に相談してくださいね!!

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