【獣医師が執筆】犬にアンチノールプラス®をおすすめする症状3選

東大宮にある駅前通り動物病院では、日々ご家族から様々な質問を受けますが、その中のひとつに「いいサプリメントありませんか?」というご質問があります。

世の中には、サプリメントは山ほどありますし、サプリメントの用途も様々です。

そのため、その子にあったサプリメント選びには私も頭を悩ませます。そんな動物用サプリメントですが、「この症状なら、アンチノールプラス®をおすすめすることが多い!」という症状を3つご紹介します。

目次

アンチノールプラス®とは?

公式ホームページの内容が一番わかりやすいと思いますので、以下に引用しました。

アンチノールプラス®の主な特長

100%ナチュラル
ナチュラルな原料を使用したアンチノール プラス

栄養豊富なモエギイガイ​

​熱をかけない独自の製法で抽出​

守る
関節、皮膚・被毛、心血管、腎臓、神経・認知機能などの健康維持に

https://vetzpetz.jp/

上記のように、非常に多くの臓器に対して良い効果を発揮してくれます。また、サプリメントのため、薬と違い動物病院に買いに行く必要や処方箋が必要ないのも特徴です。

そんなアンチノールプラス®ですが、効果・効能が多すぎてもうちの子に使っても大丈夫か迷われる方もいると思いますので、私個人の意見ですが、よくおすすめする症状を3つ紹介します。

犬の認知症のぐるぐる回る症状とアンチノールプラス®

人と同じように犬にも認知症はあります。犬の認知機能の中でも活動性に関する症状は特にご家族も気づきやすく動物病院に相談に来られる方も多いです。

犬の認知症とアンチノールプラス®の効果については以下の記事を参考にしてください!

記事中でも触れていますが、アンチノールは犬が認知症かも?と思ったら与えてみる価値があるサプリメントのひとつです。

気になる方はぜひ、1日2回週間だけでも試してみてくださいね!

犬が以前ほど散歩に行きたがらない場合とアンチノールプラス®

犬も高齢になると、人と同じように変形性関節症になります。変形性関節症とは、関節と関節の間にあるクッションの役割をしている軟骨がすり減ってくることにより、関節が滑らかさを失い、また、関節に炎症を起こすことで痛みが出る病気です。

また、特に腰骨(腰椎)では、骨棘という骨の突起ができることが多く、痛みを生じる場合もあります。

犬の場合、年齢が上がるにつれて、特に腰痛などの脊椎で骨棘が認められることが多いです。10歳以上の犬で様々な目的でレントゲンを撮影した際に、腰椎の骨棘を発見することは多々あります。

骨棘がある犬が全員痛みの症状が出るとは限りませんが、「最近、散歩に行きたがらないんだよね」というご相談を受けた際に、変形性関節症以外に明らかな異常が見当たらない場合に、アンチノールプラス®を推奨することが多いです。

アンチノールプラス®の個人的な感想ですが、始めた最初のうちは変化がみられることが多いですが、徐々に効果が薄れてくるように感じます。

これは、アンチノールプラス®を試してみる症状・病気が可逆的ではなく、慢性進行性の場合が多いというのも関係していると思います。

しかし、少しでも負担なく、症状を緩和できるのであれば、試してみる価値は大きいと思いますので、犬が年とってきて、散歩に行きたがらない、歩く速度が遅くなってきたなどの症状がある場合にはぜひ試してみてくださいね!

犬の後ろ足に力が入らない、ふらつく場合とアンチノールプラス®

高齢の犬では、関節炎だけではなく、腰のヘルニア(腰部椎間板ヘルニア)や馬尾症候群などの神経系の病気も多いです。

腰のヘルニアや馬尾症候群は重度の場合、明らかな麻痺や排尿障害(排尿できないなど)などの症状が出ますが、軽度の場合、関節炎なのか神経系の異常なのか診断に迷う場合があります。

ご家族からよく聞く症状としては、「ソファーに上らなくなった、座るのが遅い、爪を擦って歩くようになった、後ろ足がおぼつかない」などが多いです。

上記のような症状があり、整形学的な触診や、レントゲン検査で関節炎が除外された場合には、腰部椎間板ヘルニア(軽度)や馬尾症候群の可能性があります。

症状が軽度の場合、一時的に痛み止めや消炎剤を用いることがあります。また、最近では消炎鎮痛剤と一緒にアンチノールプラス®を試してみてもらうことが多いです。

痛み止めを使うほどでもないなという場合にアンチノールプラス®を試してもらったことがありますが、「力が入るようになった!」と言って頂いたことがあります。

消炎鎮痛剤等は長期使用すると胃の粘膜にダメージを受けたりすることがありますが、アンチノールプラス®であれば、副作用をそれほど気にすることなく長期にわたって炎症を緩和することが可能です。

そのため、「症状はそれほどないけど、少し気になる!」という場合には試してみる価値はあると思います。

まとめ

犬がぐるぐる回るなどの認知症の症状がある場合、最近動きが鈍くなってきた、ソファーに上らない、爪を擦って歩くことがあるなどの症状がある場合にアンチノールプラス®は症状を緩和できる可能性がある

・アンチノールプラス®は薬と異なり、サプリメントのため、試しに与えてみることが可能

・アンチノールプラス®を試してみる場合には、まずは1日2回2週間は続けてみて!

・アンチノールプラス®を試しても症状が変わらない、悪化する場合には、早めに動物病院に受診してくださいね!

世の中には犬用のサプリメントは山ほどあります。我々獣医師も症状や用途に応じて使い分けしています。気になるサプリメントがあれば、ぜひ動物病院に相談してくださいね!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 前略、愛知県に住む、中村敬子と申します。
    ウチで飼っている、2歳10ヶ月のシェルティ (雌)ですが、アジリティーをやっています。先日、何かの拍子に、前左足の親指〜3本くらいを痛めてしまい、ビッコを引いていました。お友達のシェルティ が、関節炎で(彼もアジリティーをやっています)アンチノールを飲んでいて、すごく良いから飲んでみたら、と勧められ、飲むようになりました。
    痛めてから2〜3日でビッコは引かなくなりましたが、練習は、一週間お休みし、今は再開してます。
    アジリティーが大好きで、やり始めると、とにかく全力疾走なので、怪我が怖いです。予防のために、アンチノールを飲む、というのは、ありなんでしょうか?
    病院には、行きましたが、レントゲンとかは撮っていません。
    よろしくお願いします。

    • コメントありがとうございます。
      ご質問への回答ですが、お友達の方がおっしゃるように関節炎に対してアンチノールを使うことは推奨できます。今回足を痛めてしまったとのことですが、触診等での診断になるかと推測されますので、関節炎があるかどうかはわからないと思います。ただし、若くてもすでに関節炎があるアジリティードッグの子がいますので、症状がなくてもアジリティーをする子に関しては健康診断を兼ねて各関節のレントゲンを撮影するのもひとつかと思います。コメントにあるように日ごろから全力で走ったりするとのことですので、仮に現時点で関節炎の所見がなくても健康維持のためにアンチノールを飲むのはありだと思います。
      よろしくお願いします。

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