【獣医師が執筆】犬のおすすめダイエット方法3選!

東大宮にある駅前通り動物病院では、病気の予防から手術まで対応していますが、犬のダイエットについてもよく相談されます。

そこで今回は犬のおすすめダイエット方法を3つご紹介したいと思います。大前提として、犬のダイエットでは食事量を減らすこと(摂取カロリーを消費カロリーよりも低くする)ことが必要です

一部の例外を除き、運動等でダイエットをするのはなかなか困難です。

目次

ドライフードの量を減らす

日頃ドライフードのみを食べている子の場合、基本的な戦略は食べている量を減らすことです。ではどれくらい量を減らす必要があるかですが、今与えている量の20%はカットして下さい。

100gを1日で食べている犬であれば、80gに。このときに重要なことは、必ず量を量ることです。ドライフードは100gあたり、300~400キロカロリーくらいある非常に高栄養な食事です。

そのため、目分量で減らしていると、実際にはそんなに減っていない場合もあります。

ちなみに20%の量のカットは、1か月で換算すると、6日間ごはんを抜いたくらいの影響があります。

この20%カットを継続し続け、1か月単位くらいで体重を計測するようにしてください。人同様に犬にも体質があります。同じ方法でも痩せ方には大きな差がありますので、1か月であまり変化していなくても不安にならないで下さいね!

より詳細な計算は以下の記事を参考にして下さい!

ウェットフードのみにする

次にご紹介する方法は、ドライフードが好きではない犬や、ドライフードの量を減らすと要求が増える場合、胃液を吐いてしまう犬用です。

それは、食事をウェットフードのみに変更することです。この際に、注意して頂きたいのは、ウェットフードでも「総合栄養食」と記載があるものにして下さい。

ドッグフードにおいて「総合栄養食」と記載されているものは、そのフードと水だけで生きるのに必要な栄養素が十分にとれることを意味します。

そのため、ウェットフードのみを与える場合には、必ず「総合栄養食」と記載されているものを選択してくださいね!

ちなみにウェットフードですが、ドライフードと比較して、同じ重さだとカロリーは1/3くらいです。つまり、ドライフードの3倍の量を食べても同じカロリーくらいにしかなりません。

そのため、ドライフードのみを減らすことが難しい子では、ウェットフードを選択することを推奨しています。実際に与える量としては、ドライフードのグラムの2倍くらいにとどめるようにしてくださいね!

手作り食を取り入れる

時間に余裕がある方や、素材にこだわりたい方、同じごはんだけだと飽きてしまう犬にとって手作り食は有効です。

手作り食は位置づけ的には、ウェットフードに近いです。手の込んだ手作り食を作ったとしても、カロリー的には、100グラムあたり100~200キロカロリーくらいで済みます。

そのため、ドライフードよりもたくさん食べれるというメリットがあります。しかし、人間の食事と同様に、使用する食材が少なすぎると栄養面でのバランスが悪くなってしまいます

そのため、インターネット等の犬のごはんのレシピを参考にまずは作ってみることをおすすめしています!

まとめ

・ドライフードのみの犬では、まずは量を20%カット!1か月後に体重測定を

・ドライフードを減らしてもなかなかダイエットがうまくいかない場合には、ウェットフードのみにしてみる!

・余裕があるなら、手作り食にチャレンジもひとつ。ドライフードよりも嗜好性が高く、カロリーも抑えられます!

ワンちゃんのタイプやご家族にとってベストなダイエット方法は、異なってきます。犬のダイエットで悩んでいる方は、ぜひ動物病院に相談してくださいね!!

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